2016年2月29日月曜日

学生紹介:シモン・フェアット(仏ENSAD交換留学生)

GEIDAI ANIMATION 07 YELLで作品を上映する学生を、2月15日から毎日2名ずつ紹介してきました。本日でいよいよ最後の学生紹介です!残るは1名!

30人目は「静寂」を制作したシモン・フェアットさんです。

Q 自己紹介をお願いします。
初めまして、Simon Feat(シモン・フェアット)と申します。パリの国立高等装飾美術学校(ENSAD)からの交換留学生です。現在「静寂/Silence」という作品を制作しております。


Q 作品を作ったきっかけは何ですか?
私は5年前に京都へ行ったことがあります。その時はとても狭い部屋でに住んでいて、となりの部屋にはテレビを見たり、飲んだり、大声で話したりしている会ったことがない人が住んでいました。日本では壁がとても薄いので、まるで同じ部屋に住んでいるように感じました。私は自分の部屋がだんだん不安になってきたその気持ちを伝えたいと思いました。


Q 手法と制作プロセスを教えてください。
動画はパソコン上で作りました。それから全てのフレームを赤で印刷して、ペンシルと筆ペンを仕上げに使いました。それからまたAfterEffectsで撮影しました。


Q 影響を受けた作品などはありますか?
影響はいろいろありますが、確かに『四畳半神話大系』というアニメを思い出すのではないでしょうか。それは、その主人公が京都で四畳半の部屋に住んでいるアニメを見たとき、私も京都で四畳半の部屋に住んでいたので、とても共感しました。


Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?
横浜は初めてですから、よく散歩に出たりしていました。


Q 本専攻で半年を過ごした感想は?
藝大のアニメーション専攻は、アニメーションを勉強するのにとてもいいところだと思います。みんな頑張って、すごくいい作品を出しているのは、とてもモチベーションが上がりました!


Q アニメーション以外で、今後挑戦してみたいことはありますか?
久しぶりにペインティング(絵画)をしていないので、フランスへ帰ったらまた作りたいです。


Q 今あなたが一番“YELL(叫び)したいことは何ですか?
テレビを静かにしてください!


ありがとうございました!
シモン・フェアットさんの作品「静寂」は、プログラム「一年次作品 2016」にて上映いたします。「一年次作品 2016」は、3月5日から3日間、横浜の馬車道校舎で上映となっています。また、3月12日から一週間、渋谷のユーロスペースでも上映予定です。お楽しみに!

以上、全30名の学生を紹介いたしました。いかがでしたか?
いよいよ修了展の幕開けも近づいてきました。会期中、学生は会場で皆様のお越しをお待ちしておりますので、気になる監督がいたら、ぜひぜひ声をかけてくださいね!

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